Pcに開発環境を1から作る(OSの設定3)
こんにちは。前回から更に続きです。
1.vm playerダウンロード、インストール
2.OSダウンロード、vmの仮想マシンを作成
3.仮想マシンにOSをインストール
4.OSの設定 ← 今回もココ
5.apacheインストールと設定
6.phpインストールと設定
7.mariadbインストールと設定
■ ホスト名を変更する ■
あれ?そういえばどこ?
CentOS 7 の Hostname を変更する - Qiita
centos7でこれも変わったのね。
cd /etc
vi hostname
indalog.net
↑を追加。
■ hosts関係 ■
cd /etc
vi hosts
192.168.1.xx indalog.net indalog
↑はあくまでも例です。
このファイルはホスト名とIPアドレスを紐づけるもの。
なので、固定でIPがわかっている場合は書いてもいいかも。
参考までに↓
システム設定ファイルを知ろう〜/etc/hosts〜 - ITmedia エンタープライズ
次にアクセス制限をかける。
cd /etc
vi hosts.deny
ALL:ALL
cd /etc
vi hosts.allow
ALL : localhost 127.0.0.1 [::1]
ALL : 192.168.1.0/255.255.255.0
ALL : 192.168.11.0/255.255.255.0
参考↓
CentOS実験室 hosts.allowとhosts.denyによる接続アクセス制限
■ サーバの簡単な状況をメールで飛ばす ■
最初に、本件はメールを飛ばすだけです。
ドメイン、受け取れるのか等のメール回りは色々と面倒なのでこの度は割愛します。
とりあえず何が自動起動してるんかな?
うぇ!?
CentOS 7 サービス自動起動設定 | Server-memo.net
な・・・なるほど。systemctlコマンドになったんか。
と言うか、確か関連記事4-1でnetwork再起動した時に
/etc/rc.d/init.d/network restart
が聞いたのは上記画像の通りこっちで管理されてたからか・・・。
起動確認。
起動もしてるっぽい。
で、上記と同じ様なコマンドで調べた結果、OSインストール時の最小構成選択じゃpostfixしか入ってませんでした!
説明は割愛しますが、mail系入れます。
yum install -y sendmail
yum install -y mailx
これでmailコマンドが実行できます。
次にインストールしたOS上で仕様するmtaの設定をします。
alternatives --config mta
これでsendmail.postfixの番号を選択してエンターでOK。
参考として↓とか良かったです。
Postfixをインストールしてメール送信してみる | 本日も乙
更に詳しい設定を見たい場合は↓とか良かったです。
これでメール送信できるのでmailコマンドで自分のgmailとかに飛ばしてみてください。
来ない場合はログを確認してください。
tail -100 /var/log/maillog
で確認できます。
次にroot宛の転送設定を。
cd /etc
vi aliases
#root: marc
↓
root: [受け取れるメールアドレス]
aliasesの一番上にコメントで載ってますが、このファイルを変更した後は
newaliases
と打ってコマンドを実行。
サーバの状態を表示するのにはlogwatchを使う。
rpm -qa | grep logwatch
ないのでyumで入れる。
yum install -y logwatch
ll /etc/cron.daily
をすると
0logwatch
と言うファイルが作られている。
が、これを指定しても動かなかった記憶があるので、自分は大体以下にする。
cd /etc/cron.daily
mkdir RCS
ci 0logwatch(※オプションをつけない場合はファイルはRCSに格納され、ファイルが無くなる。)
ln -s /usr/share/logwatch/scripts/logwatch.pl 0logwatch
■ 定期実行の為にcronに設定を記述する ■
ここで
crontab -e
は使いません。
基本的に自分は隠す必要も無い設定がパッ見で隠れているのが嫌いなので。
cd /etc
vi crontab
で以下を追加。
#HW CLOCK
01 * * * * root /sbin/hwclock -w
# run-parts
01 * * * * root run-parts /etc/cron.hourly
02 4 * * * root run-parts /etc/cron.daily
22 4 * * 0 root run-parts /etc/cron.weekly
42 4 1 * * root run-parts /etc/cron.monthly
hw clockは時計なので今回は割愛。
run partで各設定(時間、日、週、月)で行っている。
上記通り、cron.dailyは毎日AM4時2分に実行される。
と、これくらいです。
この記事は自pcに環境を作ると言う名目ですが、上記まで設定できて更に何となくでも理解しているのであれば、ローカル環境に関わらず実際のサーバの設定もでき、動くところまで持っていけるかと思います。
使用するユーザーも複数人で運用する事も可能かと思います。
と言う事で、次は
5.apacheインストールと設定
を行っていきたいと思います。